静岡市西ケ谷

Nishigaya Shizuoka

静岡市街地から北へ。山に向かって安倍川を越えると第二東名の手前、穏やかな西ケ谷に。このあたりは山あいに抜ける風が心地よく感じます。静岡市西ケ谷総合運動場は広く老若男女が訪れる、まさにその運動場入口手前に耕人の工房はポツンと建っています。山のふもとで季節を感じやすいこの地と一人親方である耕人とその工房。耕人は目の前の製作に没入し、窓を開けると広く大いなる客観。自と他が見えやすいとても良い環境のように感じました。

耕人白鳥博之

Hiroyuki Shiratori

木工挽物職人・白鳥博之。挽物(ひきもの)は字の如し、回る木材に刃物を当てて、挽いて形をつくる技術。お椀やお皿、コマやこけしなど木製の丸いものはほとんどと言っていいほど、この挽物でつくられています。静岡は「静岡挽物」と呼ばれる産地で、家具のツマミからピアノの脚まで色々な形を挽いています。

シンプルな形複雑な思考

works

どうやって木材を固定し、どうやって回転させて、どうやって削っていくか。挽物士の頭の中は常に三次元になっているのだろうと思います。そして色々な形を挽くために、その道具からつくります。木を回転させて挽く、というシンプルな言葉の中に、実際は無制限に近い工夫と技術の落とし所が存在しています。

置く刃物舞う木屑

works

回転させる木材も場所場所で個性が異なるので、力づくて押さえ込めば反発されてしまいます。だからよく研いだ刃物で木材を迎え入れるように挽いていきます。薄く優しく削られた木屑が宙を舞い、さながら火花を見ているような美しい光景を垣間見たのち、丸く柔らかい形が顔を見せてくれます。

違わぬ質で丸い木のものやさしい形

about

静岡挽物 白鳥博之 白鳥工房

静岡県静岡市葵区片羽町8(店舗)

054-271-0502

http://www.shizuoka-kougei.jp/craft/shizuoka-hikimono/

(静岡郷土工芸品振興会HP)

Works

木製品(日用品)製作・オリジナル商品製作、販売・挽物製品OEM